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尊敬するMISUMIお姉さまが本を出した。 読んでいたらなんだかじーんとしてきたので、 ものすご〜く久しぶりにブログを更新してみなさまにもご紹介することに。 MISUMIさんは、 数々の超有名アーティストにトレーニングをしてきたボイストレーナーであり、 自らもボーカリストとして、沢山のCM(ロ〜トロ〜トロ〜〜ト♪、などなど)やCD制作に携わってきた、「鉄ののどをもつ女」である。 いつも個性的におしゃれでかっこよく マイクをもつと周囲の空気が一瞬にして変わってしまうほど キラキラしてabsolutely appealingなMISUMIさんだが、 プロになる前には 「歌もルックスもだめ、絶対プロになれない」 と言われて落ち込んだこともあったらしい。。。 そこから努力に努力を重ね、 300曲以上の楽曲の声、歌い方を研究しつくして完全コピー、 今やテレビ/ラジオでMISUMIさんの歌うCMや ボイトレ、CD制作などを通じてMISUMIさんが携わった楽曲の 流れない日はないぐらいの売れっ子である。 MISUMIさんにはときどき悩み相談にのってもらうのだが、 あたたかくて、つよくて、明るくて、いつも沢山パワーをわけてもらう感じ。 さすが、プロとしてあれだけの場数を踏んできた人は底力がちがうなあと思う。 つらい思いをしてきた分、人の気持ちがわかるということもあるのかな。 普段のメールの文章も(今回出た本↓ももちろん!)とっても表情ゆたか。 「自分」が伝わる声ヂカラ 大槻 水澄 / ディスカヴァー・トゥエンティワン かつてMISUMIさんに、 え〜、あのひとにもボイトレしてるんですか!と、 武道館でコンサートするようなアーティストのトレーニングって いったいどんなことをするのか、 きいてみたことがある。 そのとき教えてもらったことの中でとても印象的だったのは、 メンタルな面が、技術と同じかそれ以上に大事らしいということ。 プロのアーティストでさえも、 一万人の前でコンサートというのはやはり相当のプレッシャーらしく、 「MISUMIさん、わたし今度のコンサート、絶対舞台にたてません」 というような精神状態でレッスンにくる方もいるらしい。 そんなとき、MISUMIさんがアーティストにどんな話をして 舞台に立つ勇気をとりもどさせるのか、という話をきかせてもらい、 大いに感銘を受けたことを今でも覚えている。 それが、こんどでた「自分が伝わる声ヂカラ」の中では ボイトレ(25)として丁寧に解説されている。 ざっくり言えば、裸で舞台にたっているところをイメージする、というトレーニング。 MISUMIさんのいる境地に到達するのはなかなか難関だが、 人間こういうあり方を目指したいものだと思う。 ところで、分野は全くちがうのだが、 MISUMIさんがアーティストを諭す言葉は、 山口絵里子さんが言っていること(↓)とも通じるなあ、、、と、 そのとき不思議に思ったこともよく覚えている。 「他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く」 (山口絵理子「裸でも生きる」あとがきより引用) 分野を越えて、何か大きなことを成し遂げる人には共通する精神的態度があるということか。 紹介されているボイトレもそれぞれ楽しくて笑えるのですが、 個人的には、この本の一番の魅力は、 「一万人を歌で感動させるひとがどんな心構えで舞台にでていくのか」 を垣間見せてくれるところだったりするのではないか、と思う。 (もっと日常に役立つボイトレも満載ですので念のため。) ふだんは金融経済/ビジネスに関する本ばかり読んでいるみなさまにも たまにはこんな本、ぜひ読んでみていただきたい。 「自分」が伝わる声ヂカラ 大槻 水澄 / ディスカヴァー・トゥエンティワン 世界がひろがりますよ〜♪ 久しぶりのブログ、読んでくださってありがとうございます☆ #
by wakuwaku39blog
| 2011-07-24 11:39
今日はあるNPOの方からご依頼をいただいて、都内のある高校で「企業のCSR活動について」お話をさせていただきました。 まず自己紹介をして、CSR=Corporate Social Responsibilityとはいったいどんなものか、簡単に説明。それから、自分の勤務先の事例と、実体験を通じて私自身が感じたこと、をお話ししました。 いや~・・・勉強になりました。 とっても真剣にきいてくれ、いろいろ質問をしてくれたこもいれば、パラグアイ戦の影響もあったのでしょうか~、終始寝ているこも・・・(力不足でごめんね・・・><)。 高校生はとても素直なので、話題によって、すごく興味をもって反応してくれたり、退屈そうだったり、態度がはっきり。仕事でのプレゼン以上に、話し手の力量が試されました。 反応がよかったのは、実際の、具体的な、体験談。最近、私の勤務先の食堂にTable For Two(TFT)という取り組み(注)が導入されることになったのですが、そこに至るinformalな議論の過程をとても真剣にきいてくれました。2クラスでお話したのですが、2クラス目では、こうこうこういう紆余曲折を経て、TFT導入が決まりました!というと、拍手が・・・。思わずじーんとしてしまいました。 一方、トピックではなく私の説明の問題かもしれませんが、うーん、ちょっと反応が薄い・・・?と感じたのは、受身のCSRと戦略的なCSR、など、より抽象度の高いお話や、具体的な事例ではあっても、私自身の体験ではなくて、「過去にこういう事件があって問題になりました」というようなお話。 いくつかご質問いただいた中には、「今株取引のゲームが面白くって、経済学ってちょっと興味があるんです。経済学をやるためには何の勉強をしておいたらいいですか?」という質問も。「経済学を本気でやるなら数学と英語だけど・・・株に興味があるならそのうち企業経営に興味をもったりもするかもね。大学時代に投資クラブをたちあげて、色々な経営者にお話をききにいっていて、その後ビジネスプランコンテストで優勝したりして、今では体験ギフトの会社をつくって経営している人もいるよ」と尊敬する西村琢くんのことをご紹介してみました。 いや~・・・、なにぶん初めてのことでもあり、色々反省しきりではありますが、今日は本当に勉強になりました。貴重な機会をくださった関係者の方々に、心から感謝。 学生のみなさんにも、何か少しでも得るものがありましたように。 沢山気付きを、ありがとう。 読んでくださったみなさま、ありがとうございます☆ 明日から今年後半戦、よい半年にしましょう♪ (注)世界約60億人のうち、10億人は飢餓に、10億人は肥満や成人病などに苦しんでいます。この世界的な食の不均衡をなんとかしましょうよ、ということで、企業の社食などでヘルシーメニューを提供、価格に20円が上乗せされ、その20円でちょうどアフリカの子供達の給食一食分が提供される、という日本発のしくみ。 #
by wakuwaku39blog
| 2010-06-30 23:08
みなさん、突然ですが、「人権外交」と言われて、ピンときますか? お恥ずかしいことに私は、つい先週まで、その意義を全くまともに考えたことがありませんでした。が、一週間前の私と今日の私はちょっと違います。今の私は、例えば仮に、将来外務大臣になることがあったら積極的に「人権外交」に取り組みたい、そして、これから選挙にいくときには、それぞれの候補者が外交政策についてどんなスタンスをとっているのかにももっと注意を払いたい、と考えています。というわけで、今日はこの一週間のちょっとした変化の経緯について書いてみようと思います。 今年私は毎月一度、石倉洋子先生が主催する、「Global Agenda Seminar」(@六本木アカデミーヒルズ)なるものに通っています。毎回素晴らしいゲストがいらっしゃるのですが、6月5日のゲストはHuman Rights Watch(HRW)日本代表の土井香苗さん。今回のセッションのための事前課題のひとつは、「日本がもっと人権外交に積極的になるためにはどうしたらいいか」考える、というもの。 積極的も何もそもそも人権外交って?・・・とはじめはピンときていなかった私ですが、こんなサイト ①HRWのWebサイト ②The Japan Times掲載記事 ③読売新聞の論壇に掲載された論考 ④Webマガジン「風」に掲載中の連載「人間を傷つけるな!」 を読んで勉強していく中で、これは真剣に考えられてしかるべき問題だなあ、と、心から思うようになりました。要すれば、 世界には、 ・自由に自分の意見を言うことで身が危険にさらされてしまう国がある ・子供たちが兵士として働かされている国がある ・罪のない民間人が戦争で殺されたり、身の安全のため国から逃げざるをえなくなったりする国がある そういう国の政府に対して、日本はODA等の経済的な支援をしていたり、何も言わず普通にお付き合いしたりすることで、人権侵害行為容認のサインとも取られかねない外交姿勢をしばしばとっている。子供が兵士として雇われたり、政府に反する発言をすると投獄されたり、罪のない民間人が戦争で殺されたり難民となって次々に国を逃れていったりする国の政府に対しては、いくら他の国のこととは言え、「人権問題は内政不干渉の例外」、日本政府としても状況を是正するよう強く要求するべきだ、というのが、私なりの「積極的な人権外交」の理解です。そして、これはぜひとも、取り組むべきことだと思う。 にわか勉強で「賛成」!というのもナイーブかもしれませんし、同じ事実を受けても人によって意見は異なるでしょう。それでも、ほんの少し事実を「知る」ことで強い想いを抱きうるほど大きな問題だからこそ、こうした人権問題が世界に存在すること、そして、それらに対して日本の外交スタンスが何らかの影響を及ぼしうるということは、(自戒の念をこめて、)日本国内で、もっと広く知られるべきではないかしら、と思うのです。そして、日本のより多くのひとが、他国での人権侵害問題について知り、意見を持つようになっていくことこそが、日本の外交が実際に、民主主義のプロセスを通じて、より人権外交に積極的になっていくための一番の近道ではないか、とも。 普段ブログではなるべく、読んでくださる方が元気になるような明るい話題をと思っているのですが、人権侵害の話題(私自身も先週末などは子供兵士や戦争で破壊された学校などについての資料を読みながら随分つらい気持ちになりました)についてご紹介しようと思ったのは、私のように、あまり人権外交について考えたことがなかったという方がいらしたら、素人なりの言葉で感じたことをお伝えすることで、「日本の人権外交積極化」にささやかなcontributionができたらいいなあと考えたからです。 世界各地の人権侵害の事例は心痛むものではありますが、悲しいかな、戦争と対比されて初めて平和の価値が浮かび上がるように、HRWのウェブサイトにあるような様々な事例を通じて、意見を自由に言える民主主義国家に生きていること、身にせまる命の危険を感じずに安心して暮らせること、普段当たり前になってしまっていることが実はとても幸せなことだったのね、としみじみ感じさせてもらったという面もありました。Global Agenda Seminar、勉強になるなあ・・・ ご興味がある方はぜひ上記のリンク先をいくつかのぞいてみてくださいませ。 みなさま、読んでくださってありがとうございます。 どうぞよい週末をおすごしください! #
by wakuwaku39blog
| 2010-06-05 03:48
みなさま、おはようございます^O^ いつも、ありがとうございます! 今日はサンキューの日、ということで、 私は意識していろんなことに感謝して過ごそうと思います☆ 週末、野村萬斎の「マクベス」を観にいったのですが・・・ 凄かった・・・ 恐ろしかった。 演出も役者さんも、そして改めてシェイクスピアも、すばらしいなあと、 色々思うところはたくさんあったのですが、 劇場から出て思わず、 平和な日常に感謝。。。 平穏に眠れるって、すばらしい(笑)! (マクベスは死ぬまで安らかに眠れないのです・・・) 行きたいところをイメージして楽しく努力しつつも、 持てるものに感謝することが、大事だなあと。 改めて思ったのでした。 家族に、友達に、何か一緒に目指している仲間に、学ばせてくれる方々に、感謝。 ありがとう~! 読んで下さってありがとうございます。 どうか素敵な一日でありますように☆ #
by wakuwaku39blog
| 2010-03-09 07:18
昨年お会いして、 すばらしい事業をされているなあ~・・・と とても感銘を受けた方のお1人が、松原一樹さん。 松原さんは、地方にいて、予備校に通えない学生さんに 携帯電話のメールでの決め細やかなフォローアップなどを通じて、 「都心部に遜色のない大学受験指導」を提供されています。 なんと指導した生徒さんの実に9割!が、 東大・早慶・国公立など志望校に見事合格されているそうです。 中学・高校時代、地元の公立学校での勉強だけでは 行きたい学校を目指すのは難しく、 往復約3時間かけて塾通いをしていた、地方出身の私には、 (遠くまで通わせてくれた両親には本当に感謝。) 松原さんの指導が地方の学生さんにとってどんなにありがたいか、 よくわかります。 そんな松原さんに、 つい最近発売されたばかりながら既に大好評という、 ご著書「9割受かる勉強法」をいただきました! 9割受かる勉強法 松原 一樹 / ダイヤモンド社 ありがとうございます♪ 私自身がいわゆる受験勉強を最後にしてからは久しいですが、 成果をあげていくためには、社会人も、一生勉強。という時代。 本の中で紹介されている、「勉強大名」(笑)、エビングハウスの忘却曲線を 考慮した英単語勉強法など、さすが!の方法論、参考になりました! そして何より、つらい過去を乗り越えて今がある松原さんだからこその言葉に、 ああ、そうだよなあ・・・と思うところが沢山あって、 元気をいただきました。以下、個人的に心に響いたところを、引用。 僕は「恵まれた環境」ではなかったけれど、「大学」に入って変わることができました。「逆転のチャンス」を手にすることができました。「偏差値が29」しかなかったこんな僕にもできた。だからこそ、みなさんにも必ずできるはずです。 「不安」があればあるほど、大学に入学する価値があると僕は思います。 もしも「自分は今、逆境にあえいでいる」と感じているなら、その人ほど「もっともっと、もっともっと恵まれた人生を楽しむ資格がある」ことに気づいてほしい。 「行けそうな大学」ではなく、「行きたい大学」を見つけるのがポイントです。(中略)「自分が望む将来を得るために勉強する」と思えれば、勉強が楽しくなってくるはずです。 私の大好きな鶴岡秀子さんがおっしゃっていたことでもあるのですが、 大学受験に限らず、 できる/できないの制約をかけないでまず、 何をしたいか、どうありたいか、世界がどうあったらいいか、考える、 ということは大事ですよね。 受験生のみなさん、何かに挑戦しているみなさま、心から、応援しています☆ わくわくするようなことを考えて、 それに追いつく自分に成長するような 生き方をしたい。 ピンチのときこそ楽しめるぐらい、 タフでありたい。 と、松原さんのご本を読みながら、私自身改めて思いました。 松原さんの想いとお人柄の伝わる「9割受かる勉強法」、 みなさま、ぜひお手にとってみてくださいませ☆ #
by wakuwaku39blog
| 2010-03-01 00:38
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